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fog
雑多ジャンル小話及び時々オフライン情報。初めましての方はアバウトからご一読下さい。
2025年12月30日 (Tue)
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2011年04月16日 (Sat)
D19 fog です。
新刊はインセプションのイームス×アーサーのR18本。
コブが起きない事を願った自分自身を恥じるアーサーとそれを救いたいイームス。ありきたり!いえす!
コブの扱いがあまり良くないです。ていうか酷い男になってますのでコブ好きな方は気を付けて下さい。

ルイノアは落としました……
のでまたしても無配ペーパーです…
ほのぼのルイノア話。になってる…はず。

既刊としてパンドラム本持って行きますー。


ところでタイガー&バニーが大変熱いです。
虎さんかわいいよ虎さん!!!!!
アメコミ好きおっさん好きほいほいアニメ!
話振ったら尻尾振って喜びます!
ルイノアの話も飢えてるので相手して頂けたらすごい嬉しいですすごい嬉しいです。


続きから新刊のサンプルになります。


 【やわらかな追憶】
「何を願った?」
耳元で囁かれ、聞こえていたのかと驚愕に目を瞠れば、ぎくりと震えたアーサーの体にイームスは楽しくて仕方がないというように口元に歪んだ笑みを浮かべた。
どうして、と声も出ずに絶望に揺れる瞳を向けるアーサーにイームスは低い笑みを漏らしながら歌うように告げる。
「お前はコブが起きない事を願っていたんだろ?」
「ち、違、…」 
 楽しげに笑うイームスの凌辱しているかのようなその言葉に精神がゆっくりと瓦解していくのを感じ、アーサーは否定の言葉さえもまともに紡ぐ事が出来ずにただ首を横に振る。
「俺、は」
 取り繕う言葉も浮かばない。
 誰にも知られたくなかった感情をイームスに気付かれていた事実に精神が耐え切れなくなっていくのを感じる。
「おっと、」
ぐらりと立っている事もままならずに言葉の途中で倒れてしまったアーサーの体を受け止め、イームスは恐怖と恥辱に震えるアーサーに気付く。
「アーサー…?」


*******

 唇を噛み、声を殺しながら自身を扱くアーサーにイームスは不服に鼻を鳴らす。
「声、出せよ」
 さっきみたいに、と嘲ればアーサーは悔しげな視線を一瞬だけイームスへと向け、またきつく瞳を閉じてしまう。
 濡れた音だけが室内に響き、イームスは退屈に椅子から離れると、サイドテーブルの照明をつけた。
 ぱっとその周辺だけが明るくなり、アーサーはぎくりと手を止めると、枕元に立つイームスを恐る恐ると見上げ、困惑と怯えの入り混じった声でイームスの名前を呼べば、イームスは冷ややかな視線でアーサーの体を見下ろした。
「こんな状況なのにな」
 卑下た笑みと共に落とされた言葉にアーサーは一瞬意味が判らないと眉を寄せるが、向けられた視線の先に気付き、かぁ、と真っ赤に顔を染めた。
「誰でもいいんだ?」
「……違、」
「どこか違う?」
 じわりと水の滲む否定の声を一蹴し、イームスは窘めるようにアーサー自身を掴む。
「俺、は…っ」
「コブが好きなんだろ?」
 判っている、とイームスはアーサーの言葉を先回りして問えば、戸惑いを見せながらもアーサーが頷き、イームスは判りきっていた返答に嫌がらせのように掴んでいた性器に力を籠めれば、ひ、と引き攣った声が届く。
 

 

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